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2011年8月 8日 (月)

良寛詩

暁に左一を送る
依稀たる藤羅の月、君を送って翆微を下る、今より朝又夕、寥寥柴扉をおほ(俺のてへん)はん。
左一はたった一人の良寛の弟子、いいところまで行っていたのに先に逝く。藤がからまりはびこる間から仰ぐ月ですか、参禅に来る左一を日ごとに送り 出す、茂み行く林に見送り、寥寥として人っけないんです、草木が扉を覆うばかり。仏仏に単伝してよこしまなきときは、自受用三昧これを標準とすと、ただも うたったこれっきりが良寛師弟にあったんです、惜しいかなすんでに絶えてしまった。
ああ(口干と呼)一居士、我れに参ずる二十年、其中の消息子、別人の伝を許さず。
左一居士参ずること二十年、ようやくに箇の消息をなす、只管の消息といわれるものです、まるっきり手つかず、ただの坐禅です、二十年いえわしなんか三十年してやっと入り口に立つ、別人の伝を許さず、聞いたふうなことがまったく失せるんです、すなわち一箇これ。

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