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2011年8月 8日 (月)

良寛詩

槃特の痴になら(イに交に枚の木なし)ふに非ず、何ぞ知らん文殊の賢、騰騰大路を走る、ごつ(一にル)ごつ破筵に座す。
はんとくは馬鹿でもって自分の名前も覚えないので背中に名前を書いて貼っておいたという、茗荷の由来物忘れ草。人の噂だけ走って良寛の茗荷です か、だれも良寛を見ず、知らず。なんぞ知らん文殊の智慧、用事はないんですよ、無心心がないんです、なんにもないゆえの七通発達です、一を聞けば十を知る よりもとものみなです、目から鼻へ抜けるより目鼻なし。人大路を行くよりなく、どこへどう転げたって天地200%です、ごつごつとして坐すことたった一つ これをのみ。
月に対して長夜嘯き、雨を聴いて終日眠る、吾生何に似たる所ぞ、はん(貶のさんずい)たる彼の中流の船。
まあ揚子江に浮かんだ船の如くですか、月を仰いで忘我、雨的声また天地、ものの形容ではなく実に実際にそうであったんです、自分という垣根が崩壊してはじめて良寛が生まれるんです、世人のおもんばかりのまったく届かぬ所です。

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