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2011年8月 8日 (月)

良寛詩

十方仏土中、一乗以て即と為す、明々にして異法無し、何をか失し何をか得ん。
十方仏土中、仏の世の中全宇宙なんです、仏でないものはないんです、まずもってこれを知る、いいえはじめからこれを知っていることに気が付くんで す。思想だの諸宗教だの科学だの経済だのあれやこれやあったってみな仏です、だったら一乗です、たった一つ他なしを知る、明々白々です、でなかったらやる 気起こせんです、取捨選択によらない、何を失し何を得るということではないんです、いわんや仏説を説く仏教らしいものもない、そんなものあるはずがないん です。
得ると雖も新条に非ず、失う時誰が辺に匿る、君衣裡の珠を見よ、必定那んの色をか作す。
新しいものを得るんじゃないんです、新宗教新思想じゃなしに、自分というこのものになんの目新しいものなし、もとこのとおりは、出家以前も出家以 後もなし、あるいは世の中まったく世の中なんです、こりゃだめだしくじったという痛恨も全宇宙痛恨です、すべからく明に投じて行くべし、もとこれ隠れよう もないんです。摩尼宝珠如来蔵裡親しく収攬すと、にごりに染まぬ露の玉はいあなたです、森羅万象を映し出すだけです、自分の趣味趣向じゃないんです。

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