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2011年6月 6日 (月)

良寛詩

仲冬十一月、清暁雲霧収まる、旭日青しょう(山に章)に上り、輝光高楼を射る。
冬のど真ん中、こっちは大雪だけど海岸沿いは強風、雪が吹っ飛んで行ってあんまり積もらない、佐渡があるから降らないってこったか、暁が澄み切っ て雲も霧もなし、青しょうとは青い山並みですか、向こうは西山こっちは東山、高楼というあのころそんなんあったか、やっぱり高楼と云わんとさまにならない か。
稚子門こん(門に困)に戯むれ、烏じゃく(昔に鳥)えん(担のてへんではなく木)頭に騒ぐ、炉には安息香を焼き、端座して好仇を思ふ。
門こんは門のしきいたって雲門の故事でもあるまいし五合庵は引き戸しかない、子供がやっぱりたわむれていたのか、烏雀、かささぎってのもしゃこ鳴 いてと禅語にある如し、えん頭は軒です、安息香えーとやすものの杉でできた線香だなきっと、香炉に焚いて一柱です、好仇とは妄想ですか、出たまんまにする これがふつうの人にはできない、ただの仇になっちまうから涅槃に入れない。
杖を持していずくにか行かんと欲す、首を回らして思ひ悠々。
さあてどこへ行こうかな、あっちにしようかこっちかのんびり。

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