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2011年6月27日 (月)

良寛詩

昨日城市に出でて、乞食す西又東、力極まって道の永きを覚え、肩は痩せて嚢の重きを知る。
昨日街へ出て西に東に托鉢して歩く、踏ん張りもきかずやけくたびれて、行鉢がずっしりと重かった。一斗入る行鉢を二つ背負ってというのが屈強の雲 水のならわしだったが、そりゃどだい米一斗でいいかげんよろける、ゼニだけ繰れりゃありがたいってそうもいかない、わっはっは道っぱてで立ち往生しちまっ たこともあったな。
ちゅう(躊の足ではなく田)昔の黄金の屋は、今蓬こう(くさかんむりに高)に任す、行きて行楽の地に到れば、松柏晩風に叫ぶ。
ちゅう昔むかし黄金の屋立派な家屋敷ですか、良寛の因縁といえば家柄からして数あるわけだが、良寛のあとは弟が継いだんですか、わしはうろ覚え又 聞きでわからんです、今は草ぼうぼうになっている、行楽の地とはかつてみなして遊び楽しんだんですか、松柏晩風に叫ぶとは、ぞっとまあ効果的です、良寛音 楽なかなかのものです、いたずらな風景ではなく乞食して行く本来心、実に足音が響くんです。

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