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2011年6月20日 (月)

良寛詩

静夜草庵の裏、独奏ず歿絃琴、調べは孤雲に入りて絶え、声は流水に和して深し。
夜草の庵に、独り絃のない琴を奏でる、陶淵明に拠る、調べは雲に入り、声は流水に和す。
自分という余計ものを去って天地宇宙の間は、まさにそういう観念事を離れるんです、歿絃事を奏するが如くに。
洋々渓谷に盈ち、飄々山林を度る、耳聾漢に非ざるよりは、誰か聞かん希声の音。
谷に満ち、山をわたる、実感して下さい、聾桟敷にしか席のない今様人間、良寛独居を知るには遠いんですか、希れなる声を聞け、音も聞こえず目も見えずまっくらやみにものまねうわごと=歌人詩人芸術家の現在です。

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