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2011年6月20日 (月)

良寛詩

我れ此の中に住してより、知らず幾箇の時、困来たれば足を伸ばして眠り、健なれば則履を著けて行く。
我れこの中に住してより、五合庵ですか、こじんまりかたかつ暮らせるほどのところを天地宇宙の中心とする、比類なきあっけらかんです、なまじのお 寺だと上を見下を見うっふっふ出世街道です、坊主がどうしようもないのは良寛のころとてたいてい同じです、病気になら足を伸ばして寝る、健康なれば草鞋を 履いて出て行く。でもさ良寛は実にきしんとした人でした、放逸わがままだらしがないってことなんか微塵もなかったです。
従他(さもあらばあれ)世人の讃、任爾(さもあらばあれ)世人のわらい(口に山一虫)、父母所生の身、縁に随って須らく自らよろこ(りっしんべんに合)ぶべし。
人がどう誉めようが笑おうが、そりゃ世間の口に蓋はできないです、とにかく父母がこさえたこの身だ、縁に従いこれを自ら喜ぶべし。出家して行い清 ましてだからおれはなどじきどこかへ吹っ飛んでしまうです、あるのは世間に曝されるだけ、比較応答も直きに身を切る斧です、切られては失う、ついになんに もないの身心です、ないものは痛まない傷つかない、金剛不壊です、謄謄天運に任すには坐る以外答えはないんです、なーんにもないを知る、知るものなしを自 由自在。

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