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2011年6月 6日 (月)

良寛詩

此の生何に似たる所ぞ、騰騰且らく縁に任す、笑ふに堪へたり嘆くに堪へたり、俗に非ず沙門にも非ず。
自分とはいったい何かまるっきりなーんにもないとはないというものもないんです、これ実感です、生なんに似たるかと先入観念をすべて離れて見るこ とができますか、知らぬもっとも親切というなんらの答えもなく、とうとうしばらく縁に任すすなわちご名答ですか、あっはっは笑うにたえたり嘆くにたえた り、坊主にもあらず俗にもあらず、まあこりゃ云うこたねーわな。
しょう(瀟のさんずいなし)しょうたる春雨の裡、庭梅未だ筵を照らさず、終朝炉を囲んで坐し、相対して也言無し。
手を背にして法帖を探り、薄さか云に幽間に供す。
しくしく春の雨ですか、梅はまだほんのちらほら、炉辺に坐って、妄想にも明白にも無対ですか、なんかとりとめがないんですかね、背なに手をやってお経の本を取り出す、かき開いていーえただそれっきり。

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