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2011年6月20日 (月)

良寛詩

蒼顔鏡を照らさず、白髪やや(のぎへんに肖)ねが(糸に官)はんと欲す、唇は乾いて頻りにしょう(醤の酉ではなく水)を思ひ、身垢ずいて空しく盥がんと欲す。
蒼い顔は鏡にものうく映るんですか、白髪があっちこっち増える、唇はかさかさになって夏みかんみたいな水っけのものを思う、垢だらけの体を行水して濯ごうとは願うんだけど。いやはやこりゃ病こうこうです。
寒熱早々別れ、血脈混混として乱る、仄かに聞く採樵の話、二月すでに半ばを減ずと。
熱が出て下がってまた出て下がって、脈は早くなったりおそくなったり乱れっぱなし、樵夫どもの話が聞こえてきた、二月ももう半ばを過ぎたという、 よっぽど頑丈な人だったんかな、死線をさまようようなこともいくたびあったに違いないが、そうしてもって詩に書くしか存在価値がない、これも究極の実存主 義ですか、あっはっはそりゃまあお笑いじゃないってこったかな、はい。

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