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2011年6月20日 (月)

良寛詩

二僧有り経の優劣を論じ往復時を移す因ってげ(喝の口をイ)有り
仏説十二部、部部皆淳真、東風夜来の雨、林林是れ鮮新。
十二分経という、長行説、重じゅ(公に頁)説、授記説、無問自説、因縁説、ひ(壁の石を言)喩説、本事説、本生説、方広説、未曾有説、論議説だと さ、修行もしないひま人がわんさかいたってこと。はいみな淳真です、それそのものは東風吹いて夜来の雨に、林は露を浴びて新鮮です、まさにかくの如し。
何れの経か生を度せざらん、何れの枝か春を帯びざらん、此の中の意を識収して、強いて疎親を論ずる莫れ。
一句透れば了るんです、他に参じようがないんです、なんのための経か、生を度すためです、お経に通暁するこっちゃないです、本末転倒しない、本末転倒は利害得失から来ること、厳に戒むるべきです。お経は失せても仏は不変です、仏仏に伝え残すほかに道はないです。

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