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2011年6月20日 (月)

良寛詩

曹渓の道に参じてより、千峰深く門を閉ざす、藤は老樹を纏うて暗く、雲は幽石を埋めて寒し。
曹渓の道とは六祖大鑑慧能禅師のお寺を曹渓山という以来この道を指す。参じてより、千峰深く閉ざす、藤が老木にまといつき、鬱蒼と茂るんですか、 雲は奇岩絶壁を覆いする、人跡堪えて奥深いありさま、なーにただの日送りです、平明まるっきりまったくのほかなしを、人に伝えようとするとどうにもこうに もです、日々新たにして跡絶えるさまが、千峰深く閉ざすんですか。
烏藤夜雨に朽ち、袈裟暁えん(火に因)に老いたり、人の消息を問ふ無し、年々又年々。
杖は夜の雨に朽ち、袈裟は暁の明るみにおんぼろけになる、人が我が消息を問うこともなし、我れもまたニュースだの世界どうだの人の消息を問うな し、年々また年々。良寛和尚そのものです。悟りを得たといって開き直るお師家さまとかそこらへんの印可底困ったさんとはそりゃ無縁の世界です。

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