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2011年6月20日 (月)

良寛詩

夢中問答
乞食して市朝に到る、路に旧識の翁に逢ふ、我れに問ふ師胡為(なんす)れぞ、彼の白雲の峰に住むやと。
托鉢して朝の町に行く、知り合いの老人に会う、老人我れに問う、どうして白雲去来の峰に住むかと。
我れ問ふ子胡為れぞ、此の紅塵の中に老いるやと、答えんと欲して二人ながら道はず、夢は破る五夜の鐘。
我れ彼に問ふ、どうして紅塵のちまたに老いるやと、二人ながら答えようとして云わず、五夜四時の鐘の音に夢は破れ。
むかし中国の詩、詩経国風の詩のようなもっと以前のもののような、なんとも云えずなつかしい。

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