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2011年6月19日 (日)

良寛詩

破れたる木椀に題す
良しん(日に辰)行くゆく逍遥し、衣をかか(寒のてんてんを衣)げて東皐(こう)を歩す、杖を以て幽こう(竹かんむりに皇)を挑げ、谷に下って清泉にすす(陶のこざとへんをさんずい)ぐ。
この詩は原田じゃく(昔鳥)斉の題良寛法師破木椀の詩、何処に此器を得ん、云く竹林に拾ひ来る、是れ寒拾の物に非ず、必ず陶倫の盃たる可し。に答えたもの。
いい朝に行くゆく逍遥す、衣をかかげて曲がりくねった深い沢を歩く、杖をもっておくぶかい竹やぶを別けて、谷に下って清泉にすすぐ。
香を焚いて朝粥を盛り、羹を和えて夕餐に充つ、文彩全ったからずと雖も、良(まこと)に知る出処の高きことを。
香を焚いて朝のおかゆを盛り、あつものを和えて夕飯にする、文彩剥げ落ちてはいるが、まことに知る出処の高きことを。

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