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2011年6月11日 (土)

良寛詩

宅辺苦竹有り、冷冷数千竿、じゅん(竹かんむりに伊のイなし)は迸って全く路を遮り、梢は高く斜めに天を払ふ。
家のまわりに真竹の林があって、れいれいとして数千本に及ぶ、たけのこが生えとおり路をさえぎる、梢は高くななめに天を払う。
霜を経て精神を培かひ、けむり(火に因)を隔てて転たた幽間、宜しく松柏の列に在るべし、何ぞ桃李の妍に比せん。
霜を置くにしたがいしなやかに強くですか、精神を培いは効いている、桐霞また煙りでいいんですか、まことにもって幽玄に見える、松柏は中国風で双方ともに常緑樹です、桃李も日本なら梅桜ですか、まことにもって男っぽく、女へんじゃあないってわけです。
竿直にして節弥よいよ高く、心虚にして根愈よいよ堅し、愛す爾が貞清の質を、千秋希ひねがはくは遷る莫れ。
まっすぐで節高く、心虚にしてとは空ろですか、根は堅固に張る、まさにこれ男子の欣快たるもの、無心堅固仏のありようですか、清潔たるを愛する、いつまでも他所へ移らずにおってくれというんです、はい。

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