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2011年6月11日 (土)

良寛詩

策を杖ついて且らく独り行き、行きて北山のほとり(こざとへんに垂)に至る、松柏千年の外、竟日悲風吹く。
杖をとってしばらく行く、行いて北山の辺に来た、松や柏が千年を茂る外、一日中悲痛な風が吹く。
下に陳死の人有り、長夜何の期する所ぞ、狐狸幽草に隠れ、し(氏に鳥)きょう(号に鳥)寒枝に啼く。
下に死なんとする人があった、長い夜をみとるだけが、狐や狸は草むら深くひそみ、寒い枝にふころうが啼く。
千秋万歳の後、何誰か茲に帰せざらん、彷徨去るに忍びず、凄其涙衣をうるを(さんずいに占)す。
何年何十年ののちに、ここに帰って来るだれがあろうか、さまよい歩いて去るにしのびず、ただもうこれ涙衣をひたす。へーイご足労さま。

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