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2011年6月11日 (土)

良寛詩

伊れ昔東家の女、桑を采る青郊のほとり(こざとへんに垂)、金せん(金に川)銀だ(乃のしたに木)をきざ(金に婁)み、素手桑をひ(てへんに反)く。
これは昔のこった、東の家に女があって、村はずれの畑に桑の葉をとる、金のうでわに銀のかんざししてまっしろい手に桑をもぐ、
清歌哀韻を凝らし、顧面光輝を生ず、耕す者は其のすき(米に呂)をやす(綴の糸でなく車)め、息ふ者は頓に帰るを忘る。
清らかに哀しく歌い、光輝くばかりの面を向ける、耕す人は鋤を廉め、休む人は帰るのを忘れ。
今白髪の婆と為り、ご(寝のこっちがわを吾)び(寝のこっちがわを未)慨きなげ(諮の言なし)くのみ。
今は白髪の婆さになって、寝ても醒めても嘆いてぶつくさ。

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