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2011年6月11日 (土)

良寛詩

美有れば則醜有り、是有れば又非有り、知愚之依り因り、迷悟互ひに相為す。
美醜というんでしょう、そんなものもとまったくないんです、どうですか生まれついての美醜是非無関係の世界を心行く味わってみませんか、そりゃ単 純で絵の描けないですか、そんなことないです、雪舟は最高傑作です、キリスト教に犯されないルネッサンスがあったらそれこそすばらしいです、知愚これより 起こり、迷悟たがいに展転ですか、人間の世の中不要の天然自然そりゃまったく知愚迷悟によらんです、活計これ。
古来其れ然りと為す、何ぞ必ずしも今斯くの如くならん、之を棄てて彼れを取らんと欲す、唯一場のち(痴の知を疑にする)たるを覚る。
むかしっから知愚迷悟如何とやってきた、今必ずしもです世間しきたりはしきたり本来出入り自由のはずです、これを捨て彼を取りは時所位ですか、 いったんは此岸から彼岸へわたる、するとまあ何やってきたんだという、一場の茶番劇すなわちわが来し方人生だったってね、とんだ恥かき。
若し箇中の妙を言へば、誰れか諸法の移るに関せん。
箇中の妙を知るもっとも大切、いい訳能書きじゃちっとも面白くないんです、もの食うには食うしかなく、坐っていて妙筆舌に尽くし難し、諸法ものみなの蝶番じゃないんです、もとまったくものみな。廓然無聖不識。

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