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2011年6月11日 (土)

良寛詩

流年暫らくも止まらず、人生は長くも寄するが若し、昨は紅顔の子たり、今は変じて魑魅となる。
年は流れて一瞬もとどまらず、人生という流れの中に長らく寄りつく岸のようにも見える、だが昨日は紅顔の美少年、今日は化け物に変じてってわけです。いやはやまったく。
一朝病床に纏はれば、親族漸やく捨て離る、乖張応に日有るべく、ろう(口に婁)ら(口に羅)施すに地無し。
いったん病気にとりつかれると、親族ようやく疎し、まあさたいてい見放すんです、乖張弓が反対に反り返る、思うことなすことあっちこっちですか、ろうら多言わずらわしきこと、ぶつくさ文句百万だらです、あっはっは今も昔もまったく同じこったですか。
前路尚ほ未だ覚らず、後事誰をして委ねん。
まるっきり悟りが悪い、やがて死ぬ景色も見えず蝉の声ならまだしも、ぼろくずにしがみついて臭い穢い、でもっておれの後をどうしたらいいかと要らん心配ですか、うっふ百人が百人。あるいは悟ったといっちゃ物真似のこりゃ死んでも死にきれんですか。

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