良寛詩
じん(くさかんむりに任)せん(くさかんむりに丹)歳云(ここ)に暮れ、こう(日に天)粛霜を降らす、千山木葉落ち、万径人の行く少なし。
じんせん歳月の長引くさまですとさ、ようやくここに年は暮れ、天空は霜を降らす、千山枯れ落ちて、万径人の行く少なし。
永夜乾葉を焼き、時に風雨の声を聴く、首を回らして往事を憶へば、都べて是れ夢一場。
焚くほどは風がもてくる落ち葉かなですか、乾いた葉っぱを燃やして暖を取る、そりゃ夜は永いですか、時に風雨の声を聴く、思んみるに往事一場の
夢、ほとんどまったく思い出さないんです、いえ良寛は真正直のやることはたしかにやって来たんでしょう、わしはひとりよがりはた迷惑ばっかりで、ついでな
んにも思い起こさないんです、棺桶に入ってすっからかん、ははきぎに影というものなかりけりってねわっはっは、月に詠じて雲に忘我することは、一瞬一草命
なんです、100%生きることはあるいは死ぬることと同じ。


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