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2009年12月 4日 (金)

良寛詩

凄凄たる暮ぼう(くさかんむりに亡)種の後、玄雲欝として披らけず、疾雷今竟夜に振るひ、暴風終日吹く。
ぼう種は陰暦六月五日ごろですとさ、淋しいすざましい葦原の風景ですか、玄雲まっくろい雲です、空をおおおって、夜中雷が鳴りはためき、一日中暴風が吹く、文化甲子の年だそうです。
洪燎階除に襄り、豊注田し(くさかんむりに留)を沈む、里に童謡の声なく、路に車馬の帰る無し。
洪燎は洪水です、階除にのぼり、土手や堰を越えてきたんでしょう、豊注は大雨または大水ですか田しは田や畑です、田畑を沈める、煙の火ではなくさんずいにする、漢文の素養わしらの世代のは到底及びもなく、こうでもなけりゃそりゃ漢詩は作れないですか、平仄や韻の問題ではないです、里に童謡の声なく、がきどもが歌っていない、路に車馬の帰るなし、人っ子一人いないんですか、心理だのたとい環境条件だのぶつくさごたくさ云ってないんです、現代詩だの歌m俳句ももういっぺん元へ帰る必要があります、妄想思いつきではなくそのものずばり、まったくこれにて十二分です、歌の傑作は明治維新の志士どもですか、言うこと為すこと判然としていて命がけです。正岡子規は一世一代のああゆう人です、それに尾ひれをつけて現代俳句だの歌だのまったくのごみあくた、なんにもならない代わりに世の中の物云いをめちゃくちゃにしちまったです、今の心の退廃はおうよそこれによる。国語教育の根本がもう間違っているんです、もって省すべきです。

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