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2009年12月29日 (火)

良寛詩

花無心にして蝶を招き、蝶無心にして花を尋ぬ、花開く時蝶来たる、蝶来たる時花開く。
吾も亦人を知らず、人も亦吾を知らず、知らず帝の則に従ふ。
老師がこれの提唱をしたので、良寛の詩をこれたった一つ知っていたです、知らず知らず帝の則に契うと覚えて、蝶に会い花に会いしてきたです、帝とは天帝ですか造化の神ですか、たといそんなものはいらんです、ものみなあるようにあり、人と人との付き合いも知らないもっとも親切です、あいつはあーゆーやつだほどでいい、せんさくしてなにがどうだからどうという、もっとも忌むべきことですか、一億総評論家になるに従い世の中面白くもなんともないです、つまらんことで切れたり殺人事件です、しかもかってな理屈をつけたりするあほらしさ。無心とは心がないんです、心は心を知らないんです、いいのわるいのと顧みることの不可能を知る、まさにこれ坐禅のことはじめです、仏の入り口です、たとい今の世だってまったく同じです、銀椀に雪を盛り、名月に鷺を蔵す、混ずる時んば所を知る、類して等しからず、良寛さんの生涯これ。

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