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2009年12月29日 (火)

良寛詩

継くが如く断ゆるが如く、西に在るかとすれば東よりす、来ること有って其れ綿々たり、之れに就けば還た空し。
続くが如く絶ゆるが如くはまさにものみなのありようです、我れから慮って続ちし断とする、すなわちこれを完全しうる器ですか、西にあるかと思えば東より来る、風景これ自由自在です、美しいといい清々はてなしという、詩も音楽ももとよりこれによる、取捨選択の洗練とは何か、もっともとらわれなきこと、来ることあって綿々とは五言絶句ですか歌ですか、小説物語ですか、こえにつけばかえって空しいという、小説ではなくって大説です。自然を我が物にして、第二の自然をこれ芸術という、まったくそんな狭苦しい了見じゃないんです。ふっふっふ良寛の芸術論これ。
中心紛として極まりなく、きょう(りっしんべんに只)驚たりこつ
さんずいに日)だく(りっしんべんに蜀)たり、逡巡相顧みて云ふ、帰らんかな吾が旧邦と。
中心はこれとたいていの人が云うんでしょう、肝心要が紛々たりとわっはっは自然ものみなこれです、取り付く島もないんです、きょうきょう驚いて自失する、こつだくたり乱れて安からず、自信転ばぬ先の杖が折れる、わけがわからんのです、茫然自失も混乱忘我もこれを観察しなければかえって理路整然です、底なしの清々ですか、六竜に駕して鳴り物入りでやってきた天帝も、逡巡顧みて、あかん早くおうちへ帰ろうって云うんです、わっはっはこりゃ面白い。良寛の面目躍如ですか。

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