« 良寛詩 | トップページ | 良寛詩 »

2009年12月23日 (水)

良寛詩

春夜二三更、等閑に柴門を出ず、微雪松杉を覆ひ、孤月層らん(鸞の鳥でなくて山)に上る。
春といってもまだ浅いんです、真夜中ぶらり柴の門を出た、あっはっは夜中出歩く人、もっとも五合庵うちの中なんて三歩すりゃ尽きる、松に杉にうっすら雪がふり、山なみの上に孤月かかる。こりゃまほんとに語源絶句の代表みたいな。
人を憶へば山河遠し、かん(幹の干でなくって羽)を含んで思ひ万端。
人の世の中です、たとい孤駿云う甲斐なしの良寛さんの思い万端です、あれこれ思うことは切ったり貼ったり迷い込んだりじゃないんです、坐っていて人を憶へば山河遠しは、銀椀に雪を盛り、名月に鷺を蔵す、類して等しからず、混ずる時んば所を知ると、まったくの手付かずですか、転々して前後を知らないんです、孤月というんでしょう、四智円明の月冴えん。

|

« 良寛詩 | トップページ | 良寛詩 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 良寛詩 | トップページ | 良寛詩 »