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2009年12月21日 (月)

良寛詩

しょう(くさかんむりに粛)条三間の屋、さい(催のてへん)残朽老の身、況や厳冬の節に方り、辛苦具ぶさに陳べ難し。
しょうじょう物淋しいありさま、さいざん砕けてはてること、三間の屋です、年老いて朽ちるばかりの身に、厳冬の辛苦はまさにつぶさに陳べがたしと。そりゃもう寒いしどうしようもないです、老いの身骨身のこたえ。
粥を啜って寒夜を消し、日を数へて陽春を遅きとす、斗升の米を乞はざれば、何を以て此の辰を凌がん。
粥をすすって腹を満たすのと温まるのと、日を数えて陽春の遅いのを恨む、一斗一升の米を乞はねば、何をもってこの時を過ごさん。清僧托鉢のてらいなどどこにもないです、ただこれこうある現実は、そりゃ今のホームレスだって同じです、へたすりゃ餓死凍死です、五合庵の暮らしもたとい生まれ故郷も同じです、まあ親から貰った頑丈な体に感謝するほかないですか。
静かに思ふも活計無し、詩を書して故人に寄す。まったくに詩を書くおかになしは、そりゃわしもまったく同じだ、だれも認めてくれる人なし、活計なんてものではなく、故人これを知ると思うかつかつ慰めですか、良寛のように好き勝手という、曲げて他と付き合う意気地なさですか。

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