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2009年12月21日 (月)

良寛詩

竹に傍へば密かに響きあり、梅を占うて香を尋ねんと欲す、寥々孤り興を発す、たれと與に平生を慰めん。
竹にそえばひそかに響きあり、梅を問うて香りを尋ねんとす、寥として一人興味をおこす、誰とともにか平生を慰めん。
しんとして一人きりの様子です、ほんとうに詩作の妙というかよく表れています、今の人孤独というよりは埋没してなにやら曖昧模糊のオナニー人間ですか、良寛はまるっきり別です、たった一人風に任せて歩く、音がし香りのする世界です、これがまったく違うことを今の人まず知るべきです。どろんまみれわけもわからぬ歌や俳句と違う真箇を見て下さい。
思ふ所天末に在り、かん(車に翁)を援ひて聊か情を馳す、愧ずらくは陽春の調に非らずして、漫りに高人の聴を汚さんことを。
天末ですか、かすみたいなんでもどっか天に響く、自然というものの大自在に属するんです、かん林という筆をもってするんです、ちっとばかり書いたんですが、恥ずかしいことには陽春を歌わず、ひそやかに情を延べて高人の聴を汚す、どうも杜撰であったかというのです。詩も歌も身勝手な妄想ではなく、伝統を踏まえることこれいろはのい、これを忘れてはでたらめ収拾のつかなくなること、現代俳句の如しですか。

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