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2009年12月19日 (土)

良寛詩

一息わずかに切断せば、六根共に依る無し、親戚面に当たって嘆き、妻子背を撫して悲しむ。
息を引き取ったらおしまい、眼耳鼻舌身意てんでんぱあです、親戚ども面見ては嘆き、妻や子は背中を撫でて悲しむ。
かれ(さんずいに巨に木)を喚べどもかれ応へず、かれを哭すれどもかれ知らず、冥々たり黄泉の路、茫々且つ独り之く。
生きながら死ぬることこれ仏の道は、死んだふりする、居たりえ帰り来たって別事なし、柳は緑花は紅とふんぞり返ることではないです、死んだやつは死んだきり、てめえなくなっても世の中まるっきりこの通りです。すなわち冥々たる黄泉もなく、茫々かつ独り行くも知らず、いいえまったくの一人っきりですか、取り付く島もなし。

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