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2009年12月19日 (土)

良寛詩

念念暫らく止むこと無し、少壮能く幾時ぞ、四大日々に衰へ、心身夜夜に疲る。
一念は六十刹那と、別にそんなもないらんです、念起こり念滅するを逐一に捕らえられとりことなって、俺はどうのだからどうにいいわるいのまんま墓穴を掘る、哀れ空しいんです。少壮勢い盛んなときは今に見ていろおれだってふうの、妄想念我を乗り越えてあるふうですが、年寄るにしたがい妄想が皮をかぶって歩くふうの、心身夜夜に疲れて長嘆息ですか、変化の激しい今の世の中まるっきりついて行けず、老人の沽券を振り回してもだれも聞いてくれんです。悟ったさん困ったさんもそりゃじきに思い知るんですか、仏の道とは何か、無心如来これ。不立文字これ、仏に帰るっきゃないんですよ。
一朝病に就ひて臥し、枕衾長く離るるなし、平生ろう(口に婁)ら(口に羅)を打たくも、此に至って何の為す所ぞ。
ろうらをたたく無駄口をたたくんですか、愚痴ばっかりですか、いいことしい正しいということもまた無駄口愚痴ですよ、ポルポト派は正しいという、そりゃなんたって問題にならんです、思想の美酒に酔い無惨やるせなし、宗教主義主張平和がいい戦争はんたいだという、いったい人類はただまったくにむだこと愚痴の繰り返しですか、ここに至ってなんの為す所ぞ。わっはっは死にゃ仏です。

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