« 良寛詩 | トップページ | 良寛詩 »

2009年12月16日 (水)

良寛詩

起居長く嘆息し、依稀として杖によ(にんべんに奇)って之く、常に憶ふ少壮の楽、業に添ふ今日の罹ひ。
立ち居振る舞い億劫で如何ともしがたしです、なにしろ杖にたよってどったらばたら、思うのは少壮血気盛んだったころの楽々清々ですか、すでに添ふ業のようなものですか今日の愁いどーもこーもならんです、あっはっは無老復無老尽、年寄るを忘れるんですよ、一柱坐って清々比類無き、云ってみりゃそりゃ明日きりないんです、夢も希望もないのが仏って夢と希望しかないんです。
痛ましき哉老をいた(りっしんべんに周)むの客、彼の霜下の枝の若し、生を三界に受くる者、誰人か斯に到らざらん。
老いを愚痴る人の痛ましいありさま、霜の降る枝の如くと、しわがれひしがれわっはっは死ぬまで生きるんですか、おれおれ詐欺にひっかかって、介護保険だの施設にいいようにふんだくられ、身内は保険金を目当てにするだけ、じじばばいなくなりゃ国も借金不用となそりゃまったくだ、三界に生を受ける者、たれかここに到らざらん。

|

« 良寛詩 | トップページ | 良寛詩 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 良寛詩 | トップページ | 良寛詩 »