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2009年11月17日 (火)

良寛詩

三界は客舎の如く、人命は朝露に似たり、好時は常に失ひ易く、正法亦遇ひ難し。
三界は客舎の如くと知る、人生という七転八倒を一つ抜け出して省みるにいいです、人間もとこれ如来です、人間以外の地球宇宙万物が如来の生命を謳歌しています、人間だけが自分に首を突っ込んであーでもないこーでもないの無様な歩きっぷりです、如来来たる如く、如去去れる如し、本来まったくに後先なしです。形質は草露の如くと、花の命はけっこう長いという、八十が百まで生きて何の結果をも見ず、ただもう銭金妄想に破れ衣つけて行く、人間の尊厳なぞこれっから先もなく、刺身にして食う魚のほうがよっぽど尊厳だ、こんなもの早く滅びたがいい、いえもう滅んでいるんですか、ただもう地球のお荷物ごみあくた。そうではない百歳のたった一日でもいい、目を覚まして下さい、正法とはまったくこれ以外にないたった一つ。
須べからく精彩を著けて好かるべし、手を換へて呼ぶを待つこと母かれ、今我れ苦んごろに口説するも、竟ひに好心の作に非ず。
悟ったさん困ったさんのおおかた悟りというのは、自分という散逸を一つにしたと思い込む、自我の延長天才だというがほどに、そんなわやな精彩じゃないんです、死んで死んで死に切って思いのままにするわざぞよき、自分まったく失せると二00%自分です、無一物中無尽蔵花あり月あり楼台ありです、たった一つきりです、あれこれ取捨選択するすべてを包含する、自分用なしです、飢えた虎に身を投げ与えて下さい。ただもうこれ。まずもって乳離れして下さい、色色じゃない、なんにもないんです、ねんごろに口説するも取り付く島なし。

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