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2009年11月27日 (金)

良寛詩

良寛詩 全体に公開
2009年11月27日08:38

今日城下に出でて、千門に食を乞ふて之く、路み有識の人に逢ふ、道ふ子黄泉に帰せりと。
今日城下に出て千門、たいてい百門ぐらいでくたびれてしまうけど、托鉢して歩いて行った、そうしたら知り合いの人に出会った、之則が死んだと云う。
忽ち聞いて只夢の如く、思ひ定まって涙衣をうるお(さんずいに占)す、子とは少々より、往還す狭河のほとり(こざとへんに垂れ)。
聞いて夢のようであった、思い定まって涙衣をひたす、彼とはほんのがきのころから、西川の辺を行き来する。
ただ(口に帝)に同門の好きみのみにあらず、共にえん(火に因)霞の期あり、家郷より分飛して後、消息両りながら夷微たり。
同門のよしみだけではなく、えん霞隠棲して山水を愛するはなはだしと、同じくそんなふうであったというんです、家郷をあとにしてから、二人ながらなんの頼りもなかった。
此の揺落の候に当たり、我れを捨てて何処へ行きし、聚散元より分有り、誰か能く永く追随せん。
この揺落の候落ち葉の季節秋です、おれを見捨ててどこへ行っちまったんだ、もとより集散また分あり、いったいだればが永遠につきしたがうものぞ。

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